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コンジローマの症状と原因、感染経路

コンジローマとは、感染部にブツブツとしたイボのような腫瘍ができる病気です。
あまり深刻な病気に発展しないことから知名度は低いですが、性感染症の一つです。
主に10代後半~30代の若い男女に多くみられます。

症状

男女問わず最も特徴的な症状としては、感染部にイボのような腫瘍が見られるという点です。
性器やその周辺、肛門、足の付け根部分などに発症し、口に感染した場合は唇や口の中にできることもあります。
発症した場所によって痒みや痛みを伴うこともありますが、自覚症状がないことが多く、性器などの見えない部分に発症すると発見が遅れてしまいがちです。

できて間もない腫瘍は1~3mm程度の小ささで、先端が尖って硬くなっていることが特徴です。
時間の経過と共に大きくなったり、数が増えたりすることもあります。
また、これに加え女性の場合は、おりものの量が増えたり、色が濃くなったりといった症状がみられる場合もあります。

原因

原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスです。
ヒトパピローマウイルスは良性・悪性に分類され、 良性の場合はコンジローマの原因に、悪性の場合は子宮頸がんの原因となります。
このウイルスに感染後、2週間~8ヶ月程度の潜伏期間を経て発症します。

感染経路

主な感染経路は人の皮膚や粘膜にある傷です。
性行為中に皮膚や性器が擦れ合い傷ついてしまうことでウイルスが侵入して感染するケースがほとんどです。
外陰部にアトピー性皮膚炎などがある場合は特に感染のリスクが高まるため、注意が必要です。
また、オーラルセックスにより口が感染経路となり、口内や咽頭に発症する場合もあります。

性行為だけでなく、稀に大衆浴場やプール、サウナなどで感染することもあります。
また、母子感染で新生児へ感染する事例も確認されています。
コンジローマは性行為を行ったパートナーの数が増えるほど感染のリスクが高まります。
気付かないうちに自分が感染源となり、パートナーにウイルスを移してしまう可能性もあることを理解しておくべきでしょう。

コンジローマの検査方法や治療法と治療できる薬

コンジローマは発症までのウイルスの潜伏期間が長く、すぐに目に見えて症状が現れるわけではないため、感染しても気付かない、いつ感染したか分からないことがほとんどです。
そのため、定期的に性病検査を受けることが一番ですが、忙しくて病院へ行く時間が無い方や病院での検査に抵抗がある方は、性病検査キットを使って自宅で検査を行うこともできます。

コンジローマは基本的には体の免疫機能により1年程度で自然治癒します。
しかしながら、自然治癒に委ねてしまうのは大変危険です。
ヒトパピローマウイルスは腫瘍の周りの皮膚にも潜在しているため、治療をしない限り腫瘍が増え続けてしまいます。
現在ヒトパピローマウルルスに対する薬は開発されていないため、治療としては発生したイボを取り除くしかありません。

外科的に取り除く場合は、液体窒素でイボを凍らせて除去する凍結療法や、電気メスでイボを焼きとる電気焼灼、炭酸ガスレーザーで蒸散させる方法があります。
一度の処置では完治せず数回にわたって治療が必要となる他、痛みを伴ったり、傷痕が残るケースもあるため、主治医とよく相談した上で治療に臨むことをおすすめします。
また、ベセルナクリームというコンジローマ治療薬を直接イボに塗り、治療する方法もあります。

ベセルナクリームには、ウイルスの増殖を抑えて免疫を作り、ウイルスに感染した細胞を消す効果があります。
これらの治療により、半年以上新しい腫瘍が出来ず、検査も陰性であれば完治したと判断されます。

コンジローマは一度発症しても耐性がつくわけではなく、再発することも多い病気です。
コンジローマは性交時にコンドームを装着したからといって必ず防げる病気ではありません。
もちろんある程度の効果は見込まれますが、コンドームに覆われていない部分にウイルスが潜伏している場合もあるため、完全に予防することは難しいと言われています。

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